こんにちは。
カイロプラクティックなかしま、院長の中嶋です。
今回が3回目になります^^
御参考ください。
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【リーキーガットを治す食品】
どの栄養が効果的か、というのも人によってまちまちで、ある栄養がものすごく効く人もあれば、別の人には大して効かないこともありますが、以下のものが、一般的にリーキーガットに効く6つの食品です。
1.骨スープ
これは、有史に残っているだけで過去5000年以上に渡って消費されて来たものですが、牛や豚、鶏、魚を骨ごと入れて出汁をとったスープはナンバーワン・スーパーフードと言えます。というのも、それは必須アミノ酸(プロリン、グリシン、L-グルタミン)がすべて含まれているからです。
コラーゲンというのがありますね。それは肌を健康的に皺なく、張りを持たせているものですが、肌の状態がいいと、これはコラーゲンを作り出すプロリンがたっぷりあるということを意味します。腸壁も同じことです。プロリンが少ないと、タイト・ジャンクション(腸壁の細胞と細胞の隙間、これがいわゆる腸の穴になる)をしっかりと閉めることが出来ません。ということで、プロリンは腸壁修復に欠かせない物質です。
またグリシンは、解毒を助けます。それからL−グルタミンは小腸に燃料として使われ、これもリーキーガットを治すのに欠かせない材料となります。
西洋では昔から、病気になったときにはチキンスープを飲む習慣がありますが、それは彼らが、骨スープが腸を治すと分かっていたからです。
なんせ、免疫機能の80%は腸にありますから、早めに腸を治そうとしなければ、それは時間が経つにつれて免疫問題へとつながっていきます。
従って、骨スープは体や腸にもいいと同時に、免疫強化にもなるのです。
2. ココナッツオイル
これは、ココナッツオイルには抗菌作用があるため、5つの腸タイプの一つ「Candida gut (カンジダ腸)」の人に特に効果があります。この腸タイプの人は、体全体にカンジダ菌の増殖が見られますが、ココナッツオイルがカンジダ菌などの悪玉菌も殺してくれるので、是非摂ったらいい食材です。
3. 発酵させた野菜
ザワークラウト、キムチ、漬け物などの発酵野菜にはプロバイオティクス(善玉菌)がたくさん入っています。またその中の有機酸というものが、プロバイオティクスの成長を助けますから、実際にはプロバイオティクスだけでなく、その有機酸とプレバイオティクス(善玉菌のエサ)も入っています。 プロバイオティクスが健全な腸内細菌叢を作り、有機酸はイースト菌を殺して悪玉菌が増殖するのを水際で防いでくれます。
ですから、発酵野菜はリーキーガットを治すのに理想的な食品です。特にザワークラウトはそのキャベツが独特な形態の硫黄を含んでいるので、それが肝臓の解毒をサポートし、消化性潰瘍を治したり、胃が胃酸(塩酸)とペプシンを作り出すのを助けます。
もう一つの腸タイプに、”gastric gut”(胃酸系の腸)というのがありますが、この腸タイプは胃酸が十分に作れないため、時が経過するに連れてSIBO(小腸内細菌過剰繁殖)と呼ばれる状態や胃酸の逆流につながっていったりします。ザワークラウトは、そういう腸を治すのにも理想的です。
4. ヤギ乳のケフィア・ヨーグルト
生ヤギ乳を24時間以上発酵させたケフィア・ヨーグルトも、プロバイオティクス満載の食品です。リーキーガットを治したければ、プロバイオティクスを摂ることは絶対必要不可欠です。ちなみにヤギ乳は、牛乳より消化がいいです。というのも、それにはA1カゼインではなく、A2カゼインが含まれているからです。これは、同時にビタミンやミネラルの吸収も助けてくれます。
(生のヤギ乳は、日本では現実的に入手が難しいので、私は普通の牛乳を発酵させたケフィアでもいいと思うし、私も現にそうしています)
5. ブルーベリー
あなたが何かフルーツを摂ろうと思うなら、ブルーベリーはお勧めナンバーワンのフルーツです。なぜなら、これは抗酸化が最も高く、レスベラトロル(抗ガン性)やフラボノイド(抗アレルギー、抗炎症、抗ガン)などの抗酸化物質が含まれているからです。それらが腸の炎症を抑えて守ってくれることが証明されています。また糖質も低く、酸味が強い。この酸味というのが、肝臓に良いのです。それから、もちろん食物繊維も多いので消化がしやすい形になっています。
6. カボチャ、スクワッシュ
黄色やオレンジのの食品、特にスクワッシュ(カボチャ)は、脾臓に大変良い食品です。脾臓がちゃんと機能していなければ、これまたリーキーガットになりやすくなります。そしてこの脾臓に問題がある人が多い。というのも、この臓器は「心配・不安」という感情に影響を受けやすいからです。これらの感情は、脾臓、すい臓、そして胃に直接影響します。そこで、どの種類のカボチャやスクワッシュでも、それでスープを作ったりそのまま食べたりすると、脾臓と同時にリーキーガットも治してくれます。
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【サプリメント】
サプリメントは、人によって必要性が変わってきますが、以下にあげる4つのサプリメントは、それぞれ異なる症状に効きます。
1. プロバイオティクス
先ほども言いましたが、私たちは抗生物質の時代に生きています。概して菌を殺し過ぎているのです。
最近の研究で、こんな面白いものがあります。ベネズエラのある部族について調べたものですが、彼らの腸内細菌には、なんと欧米人の平均2倍の多様性があることが分かりました。腸内のプロバイオティクス(善玉菌)の量が2倍あるのです。彼らは、現代文明から完全に隔離された部族で、抗生物質を飲んだこともない。
彼らの腸にプロバイオティクスが多い理由はいくつかあります:
・抗生物質に一度もさらされていない
・プロバイオティクスが豊富な発酵食品とプレバイオティクス(善玉菌のエサ)としての食物繊維が豊富な食餌(サツマイモのようなキャッサバから発酵した飲み物を作り、それを一日中飲んでいる)
・ 土壌由来の微生物にいつもさらされている (食だけでなく、土由来のプロバイオティクスも体内に取り込んでいる)
これを裏付けるように、ペットを飼っている人や牧場に住んでいる人は免疫機能が強いという研究結果があります。例えば、犬を飼っている人は、飼っていない人に比べて免疫機能が1.5倍強い、などーーこの場合、きちゃないことはいいことなんですね(笑)
ですから、理想的には自分で畑をしたり、地元のファーマーズ・マーケットや直売店で有機野菜を買って発酵食品を作るのがベストですが、それが出来ない人は、プロバイオティクスのサプリメントを摂っても大きく違ってきます。
プロバイオティクスがなぜ効くかと言うと、それは腸内に入ると、免疫システムの一部となって悪い菌から守ってくれる、また入ってきたグルテンやカゼインをさらに細かく分解し、さらに自ら酵素を作り出して消化を助けてくれる。ですから、腸を守り、さらに消化にもいいわけです。
また、プロバイオティクスは自分でビタミンや栄養素を作り出す機能も持っています。(ビタミンB12やビタミンK、酪酸という脂肪酸など)
このように、プロバイオティクスは人には不可欠なのですが、同時に現代人に最も欠乏しているのがこのプロバイオティクスなのです。
ですから、高品質のプロバイオティクス・サプリメントを摂ること。
よいプロバイオティクス・サプリメントの条件
・ 1カプセルに500億以上の菌(50 billion IU)
・ SBO(Soil Based Organism: 土由来の微生物)を含む
・ 食品由来の菌を10種類以上含む(乳酸菌、アシドフィルス菌など)
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2. 消化酵素(Digestive Enzymes)
もしあなたが、何らかの消化関連の疾患(IBD、ガスが溜まりやすい、膨満感があるなど)を抱えているなら、一定期間でも消化酵素サプリメントを摂ってやることは有効です。それは:
・食品(特にグルテン)の分解・消化を助ける
・消化器官(胃、小腸、すい臓など)に休暇を与える
特に、健康的でない食事、または消化の悪い組み合わせ(肉とでんぷん質とか)を食べるときには、この消化酵素サプリメントを2カプセル摂って下さい。
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3.滋養強壮剤としてのハーブ
これは、脾臓が弱い人、また腸タイプが” Stressed gut(ストレス腸)”の人が摂るとよいサプリメントです。
“Stressed gut”タイプの腸を持つ人は、副腎や甲状腺に問題のあることが多く、そういう人には、以下のハーブが効きます。
・朝鮮人参 (Ginseng): 脾臓を強化し、消化を助ける
・アシュワガンダ (Ashwagandha):副腎と甲状腺に効く
・甘草(Licorice root): 胃をサポートする
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と、大まかに新しい情報も含めて書きましたが、この狭い紙面では伝えきれない情報がまだまだたくさんあります。
詳しく知りたい方は、私の「リーキーガット症候群」(紙とキンドル版あり)をAmazonで買って是非読んでほしいと思います。 漫画ありーの、図解ありーの、でよく知らない方にもとても分りやすくなっているはずです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました^^
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