こんにちは。
院長の中嶋です。
近年、食品添加物や遺伝子組み換え食品などが増え、
いろんな食品に混入されているので、口にする機会も多くなり、
現代人の腸内環境は非常に劣悪な状態になっています。
そこから引き起される代表的な症状が「リーキガット症候群」別名「腸管壁浸漏症候群」です。
自律神経の問題やアトピー、ニキビ、アレルギーなど
様々な問題を起こす原因となる腸の問題、「リーキガット症候群」について
トンプソン真理子さんの記事より引用させていただきました。
3回シリーズです。
是非、ご参考下さい。
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~以下記事より転載~
これは、次のような方に是非読んでほしいです。
・リーキーガットを治したい
・免疫力を上げたい
・気分を改善したい
・不調を治したい
・アレルギーなどの自己免疫疾患を治したい
・ホルモンバランスを整えたい
・体重を減らしたい
・・て、ほぼ全員かと思いますが・・^^;
では、何も知らない人のためにまずは基本から・・
―リーキーガットって何?―
リーキーガット(正式名称は Intestinal Permeability、日本語に訳すならば「漏れている腸」)については、今までに11,600以上の研究発表がされています。(PubMed.govにて閲覧できます)
また、大昔の賢人で、医学の父と呼ばれるヒポクラテスは、
「All disease begins in the gut (すべての病気は腸で始まる)」という言葉を残しています。( ここの、一部の、とかではなくて、すべての、というのがポイントです)
リーキーガットは、「小腸が何らかの理由で損傷して、小さな分子が漏れ出して血流に乗ってしまうこと」を言います。
小さな分子は、いろいろありまして、例えば、食品ですと小麦のたんぱく質グルテン、牛乳に含まれるたんぱく質カゼイン、それから悪い細菌、また抗生物質などの薬・・
これらは、本来腸でブロックされて血中に入り込むはずではないのに、腸壁の痛んで穴の開いた部分から、血中に漏れ出して、全身に「炎症」を起こしていきます。
それは、一連の病気のサイクルを起こしていきますが、腸の炎症から始まって、まず栄養がよく吸収できなくなります。
“You are what you eat.” (あなたは食べたもので出来ている) という言葉がありますが、
本当は “You are what you digest” (あなたは消化したもので出来ている)なのです。
リーキーガットは、栄養欠乏も引き起こしますから、いくら栄養のあるものをしっかり食べていても、吸収できていないということになります。(ビタミンB12、亜鉛、マグネシウム、鉄分など)
そして、リーキーガットが進行すると、消化器官の炎症から、食品不耐症へと発展します。
もしあなたが、何らかの食べ物に過敏なら――例えばグルテンアレルギーとか、乳糖不耐症、また卵が食べられない、など―― それは、あなたがリーキーガットになっているという最初のサインです。
もし、それでも問題が放置されていると、今度は自己免疫問題、またどこかの器官の機能不全になったりします。(甲状腺疾患の橋本病や、リウマチ性関節痛など)
ここで覚えておいてほしいのは、リーキーガットは人によっていろいろな出方をするということ。ある人は、食品不耐症には全くならないかも知れない。胃腸系に問題が出て来る人もいれば、甲状腺系に出てくる人もいます。
ともあれ、リーキーガットの影響は全身のあちこちに出現していきます。
―リーキーガットの原因―
● 悪い食事
健康的な全体食を摂らずに、炎症を起こすトランス脂肪酸、精製砂糖、精製穀物の入った加工食品を食べる、など。
● 毒素
農薬、ホルモン剤、添加物、歯の水銀詰め物、スキンケア・ヘアケア製品が、腸内細菌叢を乱す。
● 薬
特に抗生物質。
● 病原性細菌
カビ、寄生生物、カンジダ菌など
● 臓器の機能不全
● 精神的なストレス
人はリーキーガットと聞くと、「あー、消化器系か。私は問題ないわ。」とか、
「リーキーガット症候群」=深刻で重い症状のもの、と思いがちですが、リーキーガットになっていても、ほとんどの人は、ちょっとした不調で始まるか、時に症状として全く出てこないこともあります。
ともあれ、リーキーガットは、消化器系の問題だけに済まず、全身に影響します。
症状としてよくあるのは、皮膚系の疾患―― ニキビ、アトピー、酒さ、乾癬、じんましんなど
これらの症状のどれかでもあると、あなたの腸はリーキーガットになっているというサインです。
ここで覚えておいてほしいのは、皮膚疾患は皮膚に問題があるから出てくるのではありません。
“腸の問題が、皮膚に出てくる” のです。
また、甲状腺の疾患もそうです―― 甲状腺機能低下症(橋本病)、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
大腸 ―― 便秘、下痢、IBD(炎症性腸疾患)など
副腎―― 副腎疲労、腎疾患
関節―― リウマチ、線維筋痛、頭痛
副鼻腔と口腔―― 頻繁にかかる風邪、食品過敏症
脳―― うつ、不安症、ADHD、自閉症
ですから、こういった個々の症状を治したければ、そのRoot Cause(根本原因)である腸を治さないといけないということです。
リーキーガットを治すための必要な5つのステップとは、なんでしょうか?
=続く=
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